久しぶりにカメラを持ち出して、夜の高松をふらりと歩いた。
本日もエントリー機R50 × ハイエンドレンズ RF70-200mm F4 L IS USM。
「何か特別なものを撮らなきゃ」なんて気負いは一切なし。
ただ自分の足で歩き、そこにある光と影のコントラストが心地よかったからシャッターを切る。
そんな、力の抜けた「夜色高松」の第3弾。
街の輪郭が浮かび上がる時間

夜になると見慣れたはずの街並みが少しだけドラマチックに見える。
少し雨が降るとさらにいいね。
ライオン通の入り口に浮かび上がる特徴的なゲートの明かりと、そこへ吸い込まれていく車の赤いテールランプ。
昼間の喧騒とは違う、夜の始まりの体温を感じる瞬間。
アーケードのざわめき

そのままアーケードの中へ足を踏み入れると、今度はパッと眩しい光。
家路を急ぐ人、これから夜の街へ繰り出す人。
様々な足早な人影が交差するこの場所には、いつも変わらない街の日常のエネルギーを感じる。
流れる光の川

大通りに出ると、車のヘッドライトが一筋の川のように流れている。
徳島やさぬき市へ向かう標識の下を、絶え間なく行き交う車の軌跡。
あえてモノクロで切り取ってみると、情報が削ぎ落とされて、街のざわめきが一瞬だけスッと静まり返ったような不思議な感覚になる。

こちらは通りをまっすぐ見通した一枚。
奥へ奥へと圧縮されて続く赤いテールランプの列と、等間隔に並ぶ街灯や信号の光が、どこまでも続く夜の滑走路のよう。
時代が立ち止まったような路地裏

煌びやかな大通りから一本路地に入ると、そこにはまたまったく別の顔が待っている。
レトロなスナックの看板の灯りと、その奥で静かに水を湛える古びた噴水。
表通りの華やかさから少し外れただけで、まるで時代が立ち止まったかのようなディープな空間が広がっている。
実はスペイン料理「天の川」さんでフィデウアを食べたかったんだけど、満席で断念。
あ、席が空いたら電話をしてくれるシステムみたいだけど、今日はやめておこう。
さて、帰るよ。
