EOS R50を買ったけれど、「なんか自分の写真は普通すぎる…」と作例を探してここに辿り着いた方へ。

私も先日購入して使い始めて、機材とのグルーヴが合わないとこんな風に「イマイチだな」と首を傾げる日があるんだよね・・・

今日はあえてリアルな写真をあげる。

新しい相棒、Canon R50を首から下げて、昼下がりの近所をフラッと散歩してきた。

お気に入りの音楽を聴きながら、気になった光や影をパシャパシャと切り取る時間。

それ自体は最高に楽しかったんだけど、帰宅してPCで現像してみたところ、画面の前で思わず首を傾げてしまった。

なんか、イマイチなんだよね・・・
写真が乗ってこない。

カメラの性能が悪いわけでは決してない。
R50は軽くてAFも速い、素晴らしいカメラだよ。

ただ、以前の相棒(M200 + EF-M55-200mm)のあのギュッと凝縮された世界観を知っているからこそ、標準的な機材での昼の散歩の「普通さ」に、まだ自分の感覚が噛み合っていない感じがする。

でも、このブログのコンセプトは肩肘を張らずにフラットに楽しむこと。

完璧な神写真だけじゃなく、打率が低かった日の記録や、自分では全然いいと思っていない写真たちも、R50とのちょっと噛み合わない初デートの記録として、さらりとドロップしてみようと思う。

フラッと散歩1

散歩の途中で、思わず足を止めてしまった看板。

「ゴミは持ち帰りましょう ゴミを捨てた場合には、草抜きを1時間していただきます。」
えっ、1時間?
ゴミ捨ての罰則が「草抜き1時間」という具体的な労働なのがじわじわくる。

実際にゴミを捨てて草抜きをさせられた人っているのかな?

フラッと散歩2

足元に落ちていた鳥の羽。
鳥の羽に出逢うのって、確かラッキーなんだよね?
なんとなく幸運の兆しのような気もするし、ただ落ちている羽のような気もする。

フラッと散歩3

水辺に行くと、今度はぷかぷかと水に浮く鳥の羽があった。
ラッキーなのかどうかは置いといて、ただ揺れている姿をボーッと眺める。

フラッと散歩4

田植えの季節、どこからかカエルの鳴き声が聞こえてくる梅雨空。

こういう風景を見ると、やっぱり以前の望遠レンズの圧縮効果が欲しくなってしまう。

今の標準レンズだと、目で見ている景色が「普通に写りすぎてしまう」のが物足りなさの理由かもしれない。

やっぱり自分は、日常を一歩踏み込んで切り取るあの距離感が好きなのだと実感する。

フラッと散歩5

水辺にはカワウさんがいた。
じっと羽を広げて乾かしている姿が、なんともシュールで愛おしい。

フラッと散歩6

そして今度は、くるっと正面を向いて仁王立ち。
「さっきから何ジロジロ見とんじゃぁ!!!」
完全にガンを飛ばされているようなこのポーズ。
望遠のドアップではないけれど、この距離感だからこそ撮れた、クスッと笑えるカワウさんの威嚇(?)の瞬間だ。

フラッと散歩7

散歩道に咲いていた花も撮ってみた。
ヒメジョオンなのかハルジオンなのか、正直よく分からない。

茎を切ったらどちらかが分かるんだけど、そんなことができるわけがない。

フラッと散歩8

こちらは名前がわかる、ベロペロネ(コエビソウ)。
まるでエビみたいなユニークな形をしていて面白い。

フラッと散歩9

私は電信柱が好きだ。
空に向かって複雑に交差する電線と、無骨な構造物の質感にはやっぱり惹かれてしまう。

フラッと散歩10

錆びた鉄の扉の質感。
時間が作り出したこの擦れ具合やグラデーションは、やっぱりいい味を出している。

フラッと散歩11

道の片隅に停まっていたカブ。
ふと見ると、後輪のタイヤが見事にパンクしている。

持ち主の絶望感を勝手に想像して少しだけ同情しつつ、こういう日常のちょっとしたトラブルの痕跡にレンズを向けてしまうのも、散歩写真の妙だよね。

フラッと散歩12

またしても、名前の分からない花(というか多肉植物?)。
赤みがかった葉っぱがぎっしり詰まっている。

名前は分からないままでいい。
(多分Googleレンズで調べれば分かるんだろうけど、知らないものを知ったかぶりをするもはもうやめだ)

ただ、その色の重なりが面白かったからシャッターを切った。

フラッと散歩13

最後に、道端で咲いていたアガパンサス。
今の機材の最大望遠までズームして撮ってみた。

背景もそこそこボケてくれているし、悪くはない。

悪くはないんだけど……やっぱり「もっとグッと引き寄せたい!」という望遠への欲望が、ふつふつと湧いてきてしまうものだね・・・

完璧な風景じゃなくても、日常の些細な質感や違和感に目が止まる。

自分では「全然いいと思っていない写真たち」だけれど、こうして並べてみると、自分の歩くリズムや好みがしっかり残っている気がする。

はたしてこれから今の機材と対話を重ねて、素晴らしい1枚をドロップできるようになるのだろうか。

それとも、あの覗いた瞬間の快感が忘れられず、12月のボーナスで大本命のRF70-200mm F4 L IS USMを召喚することになるのだろうか。

答えが出るのは、たぶん冬。
それまでの数ヶ月間、新しい相棒とあえて噛み合わない日々も含めて、のんびり試行錯誤のロードムービーを楽しんでみようと思う。